熱性けいれんがおこったら
初めて起きた時にはまず落ち着いて、子供をよく観察して、けいれんの様子や持続時間、体温などを記録しておいてください。けいれんが15分以上続く場合は、救急車を呼んで救急病院を受診しましょう。また、6カ月未満の赤ちゃんがけいれんを起した場合、髄膜炎、脳炎の可能性も否定できないため、至急病院を受診したほうが良いでしょう。
けいれん止め座薬の使用法:再発の予防にはダイアップという座薬が効果的です。体温が38℃を超えたら一回目を挿入して、38℃以上の発熱が続いていれば、8時間後に二回目を入れてください。通常これで24時間以上効果が持続すると考えられます。
心配なひきつけ:
- ●15分以上続く場合
- ●一回の発熱で2回も3回もけいれんが起こる場合
- ●高熱を伴わない時
- ●6か月未満のけいれん
- ●5歳以上で初めてけいれんを起こした場合
- ●けいれんが左右対称でない場合
- ●ボーッとした状態に引き続いてけいれんを起こした場合
けいれんしたあと意識がなかなか戻らない場合このようなひきつけの場合は救急車を要請するなどして、至急受診して下さい。