胃がんリスク検診(ABC検診)
品川区胃がんリスク検診(ABC検診)が7月より始まりました。
品川区では年度内に50・55・60・65・70・75歳になる区民の方は受診券をお持ちになれば700円でお受け頂けます。
それ以外の方は自費診療( 4,920円 )でお受けいただくことも可能です。
特に胃透視や胃カメラは苦手だけど、胃がんのリスクを知っておきたい方におすすめです。
胃がんリスク検診(ABC検診)って何ですか?
胃がんABC検診とは、2種類の血液検査を組み合わせて胃がんになりやすいかどうかを調べる検査です。
血液検査で胃がんになりやすいリスクを総合的に判定します。
ペプシノゲン検査(PG) | 陰性 | 陰性 | 陽性 | 陽性 |
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ヘリコバクター・ピロリ(HP) | 陰性 | 陽性 | 陽性 | 陰性 |
総合判定 | ||||
A群 | B群 | C群 | D群 | |
異常なし | 要精密検査 | |||
胃がん発生リスク | 非常に低い | やや高い | 高い | 非常に高い |
胃がん発生頻度/年 | ほぼ0 | 1,000人に1人 | 400人に1人 | 80人に1人 |
※三木一正氏 第3次対がん総合戦略研究事業 胃がんスクリーニングのハイリスクストラテジーに関する研究(厚生労働省)より抜粋
この検査はあくまで胃がんのなりやすさを判定するものです。検査結果がB・C・D群であっても必ず胃がんになるということはありません。
精密検査が必要と判定された場合は、胃内視鏡検査(有料)が必要となります。
- 《この検査に不適な方》
- ●胃の外科的切除手術を受けた方
- ●ピロリ菌除菌が成功した方
- ●腎臓の機能が悪く治療を受けている方。(クレアチニン3mg/dl以上)
- ●タケプロン、パリエット、オメプラールなどの胃薬を病院でもらっている方